台湾の鉄道信号(台灣的鐵路號誌)

鐵路號誌

鉄道信号は似ている様で少し違う?
日本統治時代から分岐したもう一つの鉄道信号の世界を解説します。

ここでは、台湾鉄路局の管理する路線を中心にみていきます。
一部、糖業鉄道や森林鉄道の設備も紹介しています。
文中見られる用語は台湾鉄路局の規定によります。
日本に存在しない標識等の日本語訳は勝手ながら付けてしまいました。
解説で掲載しているものはごく一部で全てではないことをお詫び申し上げます。
新しいものが入りましたら随時掲載いたします。

更新情報

車両停止標識(車輛停車標誌)の写真を追加。
入換信号機(調車號誌機)の写真を追加。
徐行予告信号機の写真を追加。
信号反応灯の写真を追加。
列車停止標識の写真を追加。
セクション標識の写真を更新。

信号(號誌)


常置信号機(固定號誌機)

主信号機(主號誌機)
場内信号機(進站號誌機)
出発信号機(出發號誌機)
閉そく信号機(閉塞號誌機)
誘導信号機(引導號誌機)
入換信号機(調車號誌機)
掩護信号機(掩護號誌機)

従属信号機(從屬號誌機)
遠方信号機(遠距號誌機)
通過信号機(通過號誌機)
中継信号機(號誌預告機)

信号附属機(號誌附屬器)
進路表示機(進路表示器/股道表示器)

臨時信号機(臨時號誌機)
徐行予告信号機(慢行預告號誌機)
徐行信号機(慢行號誌機)
徐行解除信号機(慢行解除號誌機)
停止信号機(險阻號誌機)

現示の方法または種類その他

腕木式信号機(臂形號誌機)
常時点灯信号機(常時點燈號誌機)
接近点灯信号機(接近點燈號誌機)
スピードシグナル(速度式號誌機)
許容信号機(容許號誌機)
停止(險阻)
注意
減速
中速
緩速
低速
慢速
入換許可(准調車)
進行(平安)
手動閉そく信号機(手動閉塞號誌機)
信号反応灯(號誌反應燈)
手信号(手作號誌)
信号機の使用停止(固定號誌機停止使用)

合図(號訊)

入換合図(調車號訊)
踏切遮断合図(平交道值務號訊)
※おまけ 踏切動作反応灯
特殊信号発光機(告警號訊機)

標誌(標識)

自動識別標識(自動識別標誌)
徐行許容標識(慢行容許標誌)
列車停止標識(列車停車標誌)
車両停止標識(車輛停車標誌)
汽笛吹鳴標識(鳴笛標)
自動列車停止装置標識(列車自動停車裝置標誌)
速度制限標識(限速標)
入換区界標識(調車區界標誌)
架線終端標識(電車線終點標誌)
徐行信号機接近距離標識(接近慢行號誌機距離指示標誌)
停止位置標(一般旅客列車停車位置指示標)
ATS接近距離標(接近ATS距離指示標誌)
ホーム接近距離標(接近月台距離指示標誌)
接近駅名標(接近車站之站名牌指示標誌)
架線死区間予告標識(預告切斷電力機車開關標誌)
架線死区間標識(切斷電力機車開關標誌)
架線死区間終端標識(接通電力機車開關標誌)
一旦停止標識(停車再開標誌)
転轍器標識(轉轍器標誌)
車止標識(止衝檔標)
車両接触限界標(警衝標)
勾配標(坡度標)
曲線標
1キロ標(公里標)
1/2キロ標(半公里標)
100メートル標(百公尺標)
保線境界標(工務段界標及道班界標)

場内信号機(進站號誌機)

玉里
写真は玉里駅東里方の場内信号機である。
一つの信号柱に2本の信号機があるので進路別と思われるだろうが、
台湾では双単線運転を採用しており、それぞれ東正線、西正線用の場内信号機である。
写真はスピードシグナルの信号機なので進路表示器は併設されていない。
場内信号機に入換許可現示のあるときは入換区界標識の外方に停止しなければならない。
わずかながら色灯式の他に腕木式信号機も存在している。(十分、台中港)

糖業鉄道の場内信号機
虎尾
写真はパパイヤの木で一部隠れているが、虎尾製糖工場への場内信号機である。
過去には腕木式であったものを色灯式に改造したもののようだ。

森林鉄道の場内信号機
虎尾
写真は阿里山森林鉄道北門駅の場内信号機である。
後述する踏切動作反応灯と見た目が同じだが、遮断完了で進行現示となるか駅近傍にあり踏切の動作と関係ないかで見分けることができる。

出発信号機(出發號誌機)

新竹
写真は新竹駅台北方の出発信号機である。
スピードシグナルの区間では通過する分岐器の轍叉番号に応じて信号現示が変わるので
R、Y、G灯の位置は様々である。

閉そく信号機(閉塞號誌機)

枋山
写真は枋山駅のホーム上にある閉そく信号機である。
閉そく信号機は3灯式のみで、上からGYRの組み合わせしかない。
場内信号機に停止または減速現示のあるとき、第一閉そく信号機には注意が現示される。
場内信号機に入換許可現示のあるときは、第一閉そく信号機には停止が現示される。
無閉そく運転が行なわれるので上り勾配の区間には徐行許容標識が設置される場合がある。
下部に設置されているのは自動識別標識である。
左營駅近傍には係員による手動介入が可能な手動閉そく信号機がある。

誘導信号機(引導號誌機)

三峰口
以前高雄駅の場内信号機に附設されていたが現存しない。
消灯が定位で、左下斜め白色灯2灯点灯で誘導現示となり、
いわゆる日本の灯列式と同じ機能、形状、現示である。

入換信号機(調車號誌機)

前鎮
写真は前鎮操車場の灯列式入換信号機である。
灯列式は現在数を減らしており、台南、加祿で見られる。
また、進路に留置車がある場合は明滅現示となる。

枋寮
こちらは少し見難いが枋寮の灯列式入換信号機である。入換注意を現示している。
当地は電化工事に伴う信号システム更新で色灯式に変更されてしまった。

花蓮
写真は花蓮駅の色灯式入換信号機である。
こちらは単灯型で入換許可が現示される。
留置車がある場合は進路表示器の表示が明滅する。

合興
こちらは合興駅の機械灯列式。灯が割れている。スイッチバック解消により使用停止。

以下の4枚は唐維松さんのご好意により提供していただいた、
基隆駅の腕木式入換信号機である。場内・出発用より腕木が短い。
背後の信号扱所は文化財として保護されているが、腕木式信号機は撤去されている。

基隆·

基隆
基隆
基隆
唐維松さんお写真ありがとうございました。

掩護信号機(掩護號誌機)

南樹林
停車場外の分岐点や特殊防護地点に設備される。
写真は樹林操車場の出入分岐点(K42信号場)に設置された掩護信号機(進行現示)である。
絶対信号機でATS標識(最左方単灯、進行現示のため消灯)が外方に設備される。
右側の信号機は分岐と絡んでいないため、閉そく信号機となっている。

大肚溪南
写真は大肚溪南信号場に設置された掩護信号機である。
こちらは縦貫線の海線と山線の分岐点である。

遠方信号機(遠距號誌機)

十分
写真は十分駅場内信号機に附設された遠方信号機である。
単線区間の場内信号機の外方に附設される。(スピードシグナルの場内信号機を除く)
他の色灯式信号機と比べ停止現示の無いこと以外は背板などに差異はみられない。

通過信号機(通過號誌機)

花蓮鐵道文化園區
写真は花蓮鐵道文化園區に保存された通過信号機である。
出発信号機の現示を補助するため、場内信号機に附設される。(左下、黄腕木)
ただし、この個体は保存に際して表眼鏡に間違った色硝子が嵌められてしまっている。
注意・橙黄色、進行・緑色の組み合わせが正しい。

知本
写真は知本駅構内に保存された通過信号機である。
表眼鏡の色の組み合わせは正しいが色硝子が破損している。また、腕の形状がおかしい。

中継信号機(號誌預告機)

高雄
写真は高雄駅出発信号機に附設された中継信号機である。
許容信号機のある台湾では事故防止の観点から出発または場内信号機のみに設けられてきたが、南港の地下化以降見通しの悪い閉そく信号機に対しても設けられるようになった。
日本と同じ形状だが、左右幅が縮まったもの、灯が白色、電球色LEDのものなど様々である。
また、色灯式のものは存在せず灯列式のみである。

竹東
写真は竹東駅場内信号機に附設された中継信号機である。
この箇所には以前遠方信号機が設置されており、更新後後継を務めているもの。
前方の信号機に減速信号、注意信号の現示があるときは日本と同じく左下斜め白色3灯だが、
制限現示ではなく注意現示と称する。

進路表示機(進路表示器/股道表示器)

二水
2進路以上の進路を共用する出発信号機に設けて開通方向を示す股道表示器と、
2進路以上の進路を共用する場内,出発,入換信号機に設けて開通線路を示す進路表示器がある。
進路表示器が明滅しているときは進路に留置車があることを示す。
進路表示器の明滅は入換許可信号とシンクロしているわけではない。
写真は二水駅の出発信号機に附設された股道表示器で、
集集線方向への開通を示し、他方は縦貫線高雄方向。

樹林
写真は樹林の出発信号機に附設された股道表示器。
縦貫線高雄方向への開通を示し、他方は樹林車両基地方向。

潮州
写真は潮州駅の出発信号機に附設された股道表示器。
南迴線台東方向への開通を示し、他方は潮州車両基地方向。

枋寮
写真は枋寮駅の入換信号機に附設された進路表示器。所有進路は8進路。
この種類は進路に留置車があるときは入換信号機が明滅するので、進路表示器は明滅しない。

花蓮
写真は花蓮駅の色灯式入換信号機に附設された進路表示器。Z線開通を示す。
写真では分からないが明滅しており進路に留置車がある事を示している。
「出発准調車」動画の進路表示器と同じタイプ。

徐行予告信号機(慢行預告號誌機)

南迴線
写真は南迴線の徐行予告信号機である。徐行信号機の800m手前に設置される。
徐行信号機までの間には徐行信号機接近距離標識が設置される。

新左營
写真下段は新左營駅に展示されている徐行予告信号機の夜間用現示である。(現在使用せず)

徐行信号機(慢行號誌機)

三貂嶺
写真は三貂嶺駅構内の徐行信号機である。
下方に指定速度が無い場合は20km/h以下で進行しなければならない。

徐行解除信号機(慢行解除號誌機)

南迴線
写真は南迴線の徐行解除信号機である。徐行信号機の裏面使用のもの。

停止信号機(險阻號誌機)

伊賀上野
写真は停止信号機。台鉄ではすでに無く、観光化された糖業鉄道の終点に見られるのみ

八老爺
写真は八老爺駅の停止信号機である。ほぼ正方形に近い。
観光化にあたって従来の路線を分断したため、手作り感満載である。

溪湖
写真は溪湖駅の停止信号機である。
やはり形状は様々である。こちらは縦に少し長い。
烏樹林糖廠觀光五分車終点の新頂埤駅にあるものは菱形だったので掲載しない。

腕木式信号機(臂形號誌機)

十分
腕木式信号機は少数ではあるが現在も活躍中である。
平溪線の十分駅及び台中港線(貨物)の出発と場内信号機に各1基ずつで合計4基ある。
写真は十分駅菁桐方出発信号機で進行現示。

十分
写真は十分駅菁桐方場内信号機で停止現示。
塗り分けが日本と異なるのは、信号機の上部1/4を白色に塗るという規定のため。

十分
写真は十分駅の信号テコ。列車出発のため、右の出発信号機用は反位。
左の場内信号機用のテコは電気鎖錠器付きである。
おそらく色灯式遠方信号機がある関係からではないかと思われる。

台中港
写真は台中港駅の貨物支線方の出発信号機である。
動力車が見受けられないが、相当前より進路が開通しているようだ。

烏樹林
写真は保存中の糖業鉄道烏樹林駅の場内信号機である。ピナクルが長い。
操業時より色灯式に変えられたものも多く、腕木式で残っているのはここのみと思われる。

背面
信号機の背面は日本と同じく"大なる白光"、"小なる白光"が表示できるようになっている。

常時点灯信号機(常時點燈號誌機)

高雄
写真は高雄駅の出発信号機である。
列車密度が密な線区では常に信号機を点灯させている。

接近点灯信号機(接近點燈號誌機)

大林
写真は大林駅の出発信号機である。
列車密度が疎な線区では接近継電器を設けて列車が近づいて来たときのみ信号機を点灯させている。 LEDタイプの信号機だと撮影時の状態によっては消灯しているようにも見えるので、あえて電球タイプを選んだ。

スピードシグナル(速度式號誌機)

七堵
写真は七堵駅の出発信号機である。写真では分かりにくいが緩速が現示されている。
台湾では列車を駅に通過させるとき、スピードシグナルによればあらかじめ運転士に進路を通告したり進路表示器を設けなくてもよい。
場内信号機はスピードシグナルにより、出発信号機はルートシグナルによる停車場もある。

許容信号機(容許號誌機)

牡丹
閉そく信号機、誘導信号機、入換信号機のこと。
閉そく信号機では無閉そく運転や、徐行許容標識があれば停止信号を超えて運転できる。
入換信号機が許容信号機に属するのは留置車がある場合の現示がある為

停止(險阻)

三貂嶺
写真は三貂嶺駅の場内信号機である。R現示。
許容信号機では15km/h以下で停止信号を超えて運転する無閉そく運転が行なわれる。

注意

吉安
写真は吉安駅の場内信号機である。
橙黄色灯のY現示で制限速度は60km/h。
次の信号機に停止が現示されることを予期して運転しなければならない。
第一閉そく信号機に注意の現示があるときは場内信号機は停止もしくは減速が現示される。
閉そく信号機の現示であって視認距離が不足するときは、60km/hに減速する過程で当該信号機を通過してもよい。

減速

スピードシグナル用の現示の総称である。中速緩速低速慢速の4現示。
場内信号機に減速信号の現示があるときは第一閉そく信号機に注意が現示される。

中速

新竹
写真は新竹駅の出発信号機である。
橙黄色2灯のYY現示で制限速度は60km/h。
16番分岐器の曲線側に通過する進路。
場内信号機に現示があるときは出発信号機に減速信号が現示される。

緩速

嘉義
写真は嘉義駅の出発信号機である。
明滅する橙黄色灯のYF現示で制限速度は45km/h。
12番分岐器の曲線側に通過する進路。

低速

台東
写真は台東駅の場内信号機である。
赤色及び明滅する橙黄色灯のR/YF現示で制限速度は35km/h。
10番分岐器の曲線側に通過する進路。

慢速

沙崙
写真は沙崙駅の出発信号機である。
赤色及び橙黄色灯のR/Y現示で制限速度は25km/h。
8番分岐器の曲線側に通過する進路。

入換許可(准調車)

明滅する赤色灯のRF現示で制限速度は25km/h。
場内信号機、出発信号機、色灯式入換信号機に現示される。
場内信号機に現示があるときは入換区界標識の外方に停車しなければならない。
また、そのときの第一閉そく信号機は停止現示である。

進行(平安)

玉里
写真は玉里駅の出発信号機である。
4灯式で上からRYGYの灯配列

手動閉そく信号機(手動閉塞號誌機)

左營
写真は左營駅(停留場)の手動閉そく信号機である。
手動閉そく信号機は左營駅近傍の出発相当4基のみである。
既に付近の地下化によって過去のものとなった。
当地は高雄市内にあり、通勤時間帯は近傍の踏切遮断時間が長くなるため、
近接する新左營駅(停車場)で操作することによって進行を現示させられるというものである。
左營駅に到着した列車は出発準備が整ったのち、その旨新左營駅に通知することにより、
該信号機は進行現示となる。
昼時間帯の動作は、停車列車が場内相当を注意現示で通過し、ホームトラックに完全進入することにより自動で停止現示から扛上する。
通過列車の場合は前方の信号機の状態に応じて自動で現示が扛上する。


動画の信号機は新左營方の手動閉そく信号機で、奥には新左營駅の場内信号機が見える。
電車がホームトラックに完全進入し手動閉そく信号機が進行となる。
通常の閉そく信号機とは違う動作が見てとれよう。
なおこちらの信号機はATS標識が設備されていないため、掩護信号機とも異なる。

信号反応灯(號誌反應燈)



高雄

高雄
写真は高雄駅の信号反応灯である。
信号反応灯といっても出発反応標識とは違い、運転士が確認するためのものである。
主として低柱式のものが多く、ホーム上に設備されるのは稀である。(香山上行副線など)
信号反応灯には出発用のものと場内用のものがあるが現示内容は同一で、
進行を指示する信号の現示のときは緑色の明滅、停止現示のときは白色灯である。

東澳
こちらは東澳駅のホーム上に設備された信号反応灯である。

手信号(手作號誌)

濁水
写真は濁水駅である。駅長が代用手信号を現示している。
信号機のない停車場では手信号により列車を停止させる。

信号機の使用停止(固定號誌機停止使用))

九讚頭
写真は九讚頭駅の使用停止された腕木式出発信号機である。
信号機を使用停止するときは車掌及び運転士に通知し滅灯したうえ、
信号機の正面に白色X形木片を取り付けるか、
または色灯式及び灯列式信号機にあっては側面に向ける。

池上
信号機は側面を向いているものの、滅灯していないため使用停止していない信号機。

出発合図(出發號訊)

玉里
列車は駅を出発する際、駅長の出発合図を受けて出発する。
大抵は客扱い位置に設けられた出発合図器押釦により出発合図を表示する。
出発合図器には緑色灯が点灯し、列車が出発信号機に差し掛かると消灯する。
写真は玉里駅の出発合図器で出発合図を受け列車が起動を開始したところ。

入換合図(調車號訊)

嘉義
写真は嘉義駅である。客車と連結の為、操車係が「合図者の方へ来たれ」を表示している。
その他「合図者から去れ」、「速度を節制せよ」、「僅少の進退をせよ」等は同様である。

踏切遮断合図(平交道值務號訊)

高雄臨港線
白色旗を左右に動かす。夜間は白色灯を左右に動かす。
第一種または第二種踏切で見られる。南澳と北埔付近の踏切に残る。

踏切動作反応灯

台鉄には踏切動作反応灯の様な設備は無いが、
糖業鉄道や阿里山森林鉄道では見られるので以下に紹介する。
馬公厝線
現用の虎尾製糖工場馬公厝線の省道との踏切のもの。明滅する。

新港東線
観光化された烏樹林製糖工場新港東線の省道との踏切のもの。
地方鉄道の動作反応灯の様な雰囲気。こちらはかなり年代物のようだ.同じく明滅する。

北門
阿里山森林鉄道の北門付近のもの、遮断完了と同時に赤色灯から緑色灯へと変わる。
遮断制御が同じ踏切には共用されるようである。場内・出発信号機と見た目が同じ。

警告合図機(告警號訊機)

知本
写真は知本駅ホーム上の警告合図機である。
特殊信号発光機と同様に赤色灯が反時計回りに回転することにより運転士に知らせる。
動作時は一列車通過後自動復帰する。
踏切の200~500m外方に第一警告機が、800m外方に第二警告機が設置され、
警告灯の下方に踏切名称とキロ程の表示板が設置される。

自動識別標識(自動識別標誌)

大肚溪南-追分
写真は大肚溪南信号場・追分駅間の閉そく信号機である。
閉そく信号機の下部に設置されている黒縁白地黒字反射方形板が自動識別標識で、
中央に横線一條を画し上方には信号機設置地点のキロ程、下方には信号機の号数を記す。
写真の信号機は212キロ付近の海線の西正線上行第二閉そく信号機を表す。

下部数字:閉そく信号機の番号
E:東線
W:西線
M:三単線区間の中線
C:海線
U:上行
D:下行
なお、単線区間では上行・下行と書かれるか、単に番号のみである。

徐行許容標識(慢行容許標誌)

東竹-東里
写真は東竹・東里駅間の閉そく信号機である。
換算勾配10‰以上の上り勾配区間では徐行許容標識が必要により設けられる。
黒色で"坡"と記した黄色円形板、坡は坂の意である。
上り勾配の区間では機関車牽引列車を停止させると起動が難しいため、
この標識があるときは停止現示でも15km/h以下で無閉そく運転することができる。

列車停止標識(列車停車標誌)


台南
写真は台南駅の列車停止標識である。形状は白地黒十字円形板。
建築限界や曲線等により出発信号機が所定の位置に設置できないとき、
または出発信号機を設けていない線路の列車の停止位置を示す。
写真では車両接触限界内に出発信号機を設置できないために設けられている。

蘇澳
写真は蘇澳駅の列車停止標識である。
こちらは転轍器標識用のカンテラに黒十字で光源を蓋したもの。

車両停止標識(車輛停車標誌)

台南
写真は台南駅の車両停止標識である。形状は黒地白十字方形板。
灯列式入換信号機の防護区間で入換信号機を設けていない線路の車両の停止位置を示す。

東竹
こちらは東竹駅のものである。

汽笛吹鳴標識(鳴笛標)

三貂嶺
写真は三貂嶺駅の汽笛吹鳴標識である。
汽笛の吹鳴を特に必要とする箇所に設ける。

自動列車停止装置標識
 (列車自動停車裝置標誌)

大肚
写真は大肚駅の自動列車停止装置標識(ATS標)である。
標識は白地赤縁反射菱形板に黒色でATSを画す。
標識灯が附設され、場内信号機及び掩護信号機が停止現示のとき、赤色灯が点灯する。
このとき列車はATS標の外方に停車しなければならない。

金崙
写真は金崙駅の自動列車停止装置標識(ATS標)である。
当該信号機が進行を指示する信号の現示のときは消灯する。

速度制限標識(限速標)

玉里
写真は速度制限標識である。
上段の橙色の縁の速度制限標は傾斜式(車体傾斜システムまたは振り子式)列車用である。

入換区界標識(調車區界標誌)

知本
写真は入換区界標識である。
出発信号機に入換許可現示があるときはこの標識を超えて入換をしてはならない。
また場内信号機に入換許可現示があるときはこの標識の外方に停車しなければならない。
規則の厳しい駅区域標の様だが、場内信号機の外方に設置される。

架線終端標識(電車線終點標誌)

知本
写真は架線終端標識である。矢印が附設され架線の終端線路を示す場合が多い。

徐行信号機接近距離標識
 (接近慢行號誌機距離指示標誌)

海端
南州
写真は徐行信号機接近距離標識である。
徐行信号機の外方600m,400m,200mの箇所にそれぞれ設置され、
一つの橙色三角形は100mの距離を表す。

停止位置標(一般旅客列車停車位置指示標)

加祿
旅客列車停止位置に設置され、白地方形反射板に黒色で"客"を画す。

以下はその他停止位置標関連画像 礁溪
新左營
新左營
知本

ATS接近距離標(接近ATS距離指示標)

大肚溪南
ATS標の外方に設置され黄地黒字のアラビア数字で表示する。

ホーム接近距離標(接近月台距離指示標)

內獅
內獅
簡易駅または招呼駅のホーム外方1000mに設置される。
形状は白地青縁方形反射板で、中央に青色で1から8までのアラビア数字を画す。

接近駅名標(接近車站之站名牌指示標)

內獅
ホーム外方1000mに設置される。
形状は白地青縁方形反射板で、中央に青色で駅名を画す。

セクション標識
 (中性區間標誌)

架線死区間予告標識
預告切斷電力機車開關標誌
關山-海端
架線死区間標識の外方200mに設置される。
形状は白地橙縁菱形反射板で、橙字で"預"を画す。

關山-海端
架線死区間標識
 (切斷電力機車開關標誌)
セクション起点から外方22.5m地点に設置される。
形状は白地赤縁菱形反射板で、赤字で"切"を画す。

架線死区間終端標識
 (接通電力機車開關標誌)
セクション終点から外方22.5m地点に設置される。
形状は白地緑縁菱形反射板で、緑字で"切"を画す。

一旦停止標識(停車再開標誌)

濁水
一旦停止が必要な箇所に設けられ、赤地長方形板に白字で停車再開を画す。
夜間は白色灯を点灯させる。
開は運転するという意味の動詞で、停車再開は停車し再び運転の意。

転轍器標識(転轍器標誌)

十分
写真は十分駅のものである。標識は日本と同様。

蘇澳
写真は蘇澳駅のものである。

中興
写真は新營糖廠中興駅のものである。

蒜頭糖廠
写真は蒜頭糖廠のものである。
糖業鉄道にはコンクリートブロック製の特色ある標識が多い。

果毅後旗站
写真は糖業鉄道八爺線果毅後旗站のものである。
圧縮空気動力の転轍機は現在この路線にしかない。

奮起湖
写真は阿里山森林鉄道奮起湖駅のものである。

車止標識(止衝檔標)

六家
写真は六家駅の車止標識である。

車両接触限界標(警衝標)

玉里
写真は玉里駅の車両接触限界標である。

北門
写真は阿里山森林鉄道車庫の車両接触限界標である。
危険側が赤く塗られている。

勾配標(坡度標)

海端
甲乙二種類ある。写真は甲号。

曲線標

菁桐
日本で言うBTC,BCC,ECC,ETCはそれぞれTS,SC,CS,STである。
円曲線中心にはSP標が設置される。

用語
緩和曲線(介曲線)
円曲線(圓曲線)
スラック(加寬度)
カント(超高度)

距離標(里程標)

1キロ標(公里標)
十分
1km毎に設置される。

1/2キロ標(半公里標)
大肚溪南
500m毎に設置される。

100メートル標
 (百公尺標)
鎮安
100m毎に設置される。
この他に距離更正標がある。

保線境界標(工務段界標及道班界標)

台南
保線区分を示す境界標。
写真は台南駅構内のもので、高雄工務区管内の北台南保線区と南台南保線区の境界を示す。